どうもえだです!
2023年2月10日に楽天グループ株式会社から発売される「楽天モバイル債」について買うべきか検討しております。
楽天グループは楽天モバイルの赤字が大きく、子会社の楽天証券の上場前にみずほ銀行から約800億円の出資を受けていたり、昨年末は楽天カードマン債を発行して資金を集めていました。
おそらく今回もネーミングの通り、楽天モバイルの基地局やサービス向上への投資に使われるのではないでしょうか。
私は楽天モバイルユーザーなので電波が良くなり、一刻も早く単月黒字化を達成してグループ全体のサービス向上に力を入れてほしいですね。
楽天モバイル債について
まず楽天モバイル債について楽天証券サイトより引用させていただいた概要になります。
買付単位は50万円からとなかなかポンと出せる金額ではないですね。
発売は1月30日から2月10日までです。楽天証券口座からの購入できるので、ご興味ある方は資金と口座開設が必要になります。
またその他、大和証券・SMBC日興証券・野村証券・三菱UFJモンガンスタンレー証券で購入が可能です。
社債の購入には手数料はかかりません。
正式名称 | 楽天グループ株式会社第22回無担保社債(社債間限定同順位特約付) |
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愛称 | 楽天モバイル債 |
期間 | 2年 |
格付け※ | A(JCR) |
当社販売期間 | 2023年1月30日(月)0:00~2023年2月9日(木)14:30 |
利率(年率) | 3.30%(税引前)2.629605%(税引後) |
利払日 | 毎年2月10日および8月10日(年2回)【初回利払日:2023年8月10日】 |
発行日(受渡日) | 2023年2月10日(金) |
償還日 | 2025年2月10日(月) |
発行価格 | 額面100円につき100円 |
買付単位 | 50万円以上、50万円単位 |
※格付けは変更になる場合があります。
また、検討にあたり社債について調べてみました。簡単ではありますが、今回の楽天モバイル債を当てはめて解説してみようと思います。
そもそも債券って?
投資家から資金を借り入れ定期的な利息の支払いと、額面金額での償還が約束されています。
国が発行するのを国債、企業が発行するものを社債と言います。
今回の楽天モバイル債は楽天グループ株式会社が発行体なので、社債になります。
社債の安全性はどこを見るの?
会社の信用度を測るのが格付けと言う欄です。
今回は、日本格付研究所(JCR)が格付けをされています。米国ではムーディーズ・インベスターズ・サービスなどが有名です。
格付けはAaaランク(格上)から、Cランク(格下)まであります。格付けが低いからといって投資できないかと言うとそうではなく、リスクが高くなると言う意味です。その分利率も良いようです。
楽天グループはAランクと格付けされており、投資適格のBBB以上なので中級上位と判断され、信用リスクが低い債務だとされています。
償還期間は長いの?
市場の金利が上がる場合は、長期債券より短期債券が価格変動リスクを抑えられるそうです。
楽天モバイル債の償還期間は2年の短期になります。
年利率は3.3%に決定
1月27日、年利率が3.3%に決定しました。(2.629605%(税引後))
買付単位の50万円の社債を購入した場合、1年間で16,500円の2年間の合計33,000円(税引前)の利息がもらえます。
利息にはもれなく「利子所得」として税率20.315%が課税されます。
そのため、実質2年間で26,296円の利息がもらえると予測できます。
年利率3.3%(税引前) | 1年間16,500円 | 2年間33,000円 |
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年利率2.629605%(税引後) | 1年間13,148円 | 2年間26,296円 |
前回の第21回 楽天モバイル債と比較
昨年、2022年6月13日(月)に第21回 楽天モバイル債が行われました。
こちらは償還期間3年、利率0.72%(税引前)でした。
楽天モバイル債と同じく50万円の社債を購入すると、1年間の保有で3,600円(税引前)が利息としてもらえるようです。
比較すると、今回の第22回 楽天モバイル債は3.3%のため、その差を見ても第21回よりもリスクが高いと予想されます。
リスクが高い分利率を上げないと資金が集まらないため、利率を上げているのだと思います。
ただし償還期間は2年と前回より1年少ないので、リスク回避はできているのか?判断しかねるところです。
債券のリスク
債券にも株式と同じくリスクがあります。楽天モバイル債で関係のありそうなリスクをまとめました。
日本企業であることと、円建てで購入する社債なので、為替リスク・カントリーリスクは省きました。
価格変動リスク | 市場の金利が上がると債券価格は下がり、市場の金利が下がると債券価格が上がります。 さまざまな要因で価格が変動するリスクで、償還前の債券を売買する際に発生します。 ただし、償還期間まで保有する場合は、価格変動リスクは発生しません。 |
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流動性リスク | 取引量の少ない(流動性の低い)債券で、 償還前に売買する際に、希望の価格で売れない可能性があるリスク。 |
信用リスク | 債券の発行体である国や企業などが倒産あるいは財政難に陥った場合、 約束された利子や償還を受けられなくなる、債務不履行リスクがあります。 発行体の信用度は調査会社が発表している格付けをチェックし信用リスクを管理。 |
買うべきなのか、利回りが良ければ私は買いたい
利率が3.3%と発表になりました。私的に激アツです。なぜなら、私は個別株で年利3%のリターンを取れる自信がないからです。
そして何より、楽天ユーザー&楽天モバイルユーザーとしては電波もサービスも良くなってもらいたいので応援したいと思っています。
数年使う予定のない現金があり、償還日まで保有できるのであれば銀行や定期預金に入れるよりは良いかなと。
しかし、まさかの楽天の倒産リスクも考慮し、発売まであまり時間がないので検討を加速して考えたいと思います。
また、国の金利が上がってきていることもあり、子供の貯金も銀行に預けておくだけではなく、個人向け国債10年変動型を教育費のため購入しようかと考え中です。
日本が終わることは、ほぼないと信じているので国債は安全資産だと思っています。
それでは良き投資ライフを。ではまた!
個人向け国債10年変動の記事を書きました。ご興味ある方はよろしくお願いいたします。
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